サロンカラーとホームカラーの違い
- 2004年08月28日 (土)
- AMP Clinic
- text: 山田 朋史
サロンカラーでは、私たち美容師がお客様の 本来髪に持っている色味、
現在の明るさを希望する色味・ 明るさに仕上げるため色味・色数が非常に幅広く揃っています。
更に、お客様の状況に応じて(ダメージ等)、
アルカリタイプ、低アルカリタイプ、弱酸性タイプなどもあり、
いわゆる2剤と呼ばれる過酸化水素も 薬事法の範囲内で様々な濃度のものが揃っています。
一方、ホームカラーでは、
専門的知識が無くても 求める仕上がりが簡単に得られるよう、調合されているようですね。
ただ、ここにホームカラーの問題点があるのです。
例えば、「この薬を使えば各トーンのアッシュに染まります」と 設定された薬剤を使用したのに、
「全然明るくならなかった」「赤みの強いブラウンになった」等は、よくある話です。
髪はその人その人によって、キューティ クルの厚さ、 本来持っている色味、
更には前回施術したカラーの残留色素などが異なり、 状態が違うため、
「箱に書いてある色と全然違った…」ということが起こるのです。
その人にあった薬をチョイスして、髪に足りない栄養分や水分を保持しながら施術するため、
やはりサロンカラーのほうが痛みも少なく、色持ちもいいわけです。


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